特徴
研究開発の“立ち上がり”を加速
Grid-Formingアプリケーションパッケージは、GFM(Grid-Forming)の製品/研究開発を行う上で必要な、制御コントローラ/インバータ/電源/制御ソフトウェアがパッケージ化された製品となります。
パワエレの研究開発分野で実績のある制御コントローラPE-Expert4を使用し、GFMに必要なドループ制御やVSG制御などのサンプルプログラムをご用意しています。これらのサンプルプログラムは、お客様のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズいただけます。
本製品の特徴
GFMアプリケーションパッケージは、GFMに関するこのような疑問、お悩みを解決します。
提供する「制御ソフトウェア」
GFM関連の製品や研究開発でご利用いただける、4種類の制御ソフトウェアをご用意しています。
各制御方式の解説を添えており、理解を深めながら検証を進めることができます。
制御方式 | 特徴・内容 | 実装される特性 |
ドループ制御 | 同期発電機の定常状態の特性(ドループ特性)を模擬 | ・ P‒ω ドループ特性(有効電力‒周波数) ・ Q‒V ドループ特性(無効電力‒電圧) |
慣性ドループ制御 | ドループ制御に一次遅れ要素を追加し、同期発電機の慣性を模擬 | ・ P‒ω ドループ特性 ・ Q‒V ドループ特性 ・ 慣性 |
仮想同期発電機(VSG)制御 | 同期発電機の定常特性(ドループ)+過渡特性(動揺方程式)を模擬 | ・ P‒ω ドループ特性 ・ Q‒V ドループ特性 ・ 慣性 ・ ダンピング |
GFM⇔GFL モード選択 |
GFMとGFLを停止中に切替可能 ・ GFM:電圧源として任意の振幅・位相の電圧を出力 (制御方式は ドループ / 慣性ドループ / VSG から選択) ・ GFL:電流源として系統電圧に追従し、有効・無効電力を出力 |
– |
〈実装される特性の解説〉
・ P-ωドループ特性:同期発電機の有効電力出力と周波数の関係です。
・ Q-Vドループ特性:同期発電機の無効電力出力と電圧の関係です。
・ 慣性:外乱時に同期発電機の周波数変化を遅らせる効果です。
・ ダンピング:外乱時に同期発電機の出力電力の動揺を減衰させる効果です。
本製品のシステム構成
本製品のシステム構成は以下の図の青枠内となります。枠外の電源はお客様の方でご用意お願いいたします。
〈電気仕様〉
項目 | 仕様 | |
系統 | 相数・結線 | 三相 3 線式 |
動作周波数 | 50Hz | |
定格容量 | 5.0kVA | |
定格電圧 | 200Vrms | |
定格電流 | 14.4Arms | |
直流 | 定格電圧 | 360V |
最大電流 | 35.9A | |
キャリア周波数 | 10kHz |
関連する製品はこちら
この製品に関する
よくあるご質問
-
インバータユニットの購入時に回路図も付属されていますか?
-
はい。取扱説明書と一緒に回路図、接続図が付属されています。
-
PE-InverterはPE-Expert4のみ接続可能ですか?
-
いいえ。PE-Expert4および他社製のボードや自作ボードも接続可能です。
私たちが
自信を持っている製品を
ぜひご覧ください!