2026年10月19日(月)
- 評価・試験
CC・CV・CP・CR制御とは?バッテリ充放電試験で使われる制御方式を解説
CC・CV・CP・CR制御とは?バッテリ充放電試験で使われる制御方式を解説
バッテリの充放電試験では、試験条件に応じて電流や電圧、電力、抵抗などを制御しながら充電・放電を行います。
これは、同じ条件で測定結果を比較したり、実際の使用状態を想定した試験を行ったりするためです。
代表的な制御方式として、CC(定電流)、CV(定電圧)、CP(定電力)、CR(定抵抗)があります。
本記事では、CC・CV・CP・CR制御の違いや、それぞれの特徴、バッテリ充放電試験での使い方について解説します。
CC・CV・CP・CR制御とは?
CC・CV・CP・CR制御は、バッテリの充放電試験や電源・電子負荷を使用した評価などで用いられる制御方式です。
試験の目的や条件に応じて、それぞれの制御方式を使い分けます。
| 制御方式 | 名称 | 特徴・動作 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| CC | Constant Current(定電流) | 設定した電流値を維持して充放電する | 一定電流条件での充放電特性の確認 |
| CV | Constant Voltage(定電圧) | 設定した電圧を維持するように電流を変化させる | 充電時の電圧制御など |
| CP | Constant Power(定電力) | 電圧の変化に応じて電流を調整し、設定した電力を維持する | 一定電力条件での充放電特性の確認 |
| CR | Constant Resistance(定抵抗) | 設定した抵抗値となるよう、電圧に応じて電流を変化させる | 抵抗負荷を想定した放電特性の確認 |
複数の制御方式を組み合わせる場合
バッテリの充放電試験では、一つの制御方式だけでなく、試験条件に応じて複数の制御方式を切り替えて使用する場合があります。
主な組み合わせ例は、以下の通りです。
| 組み合わせ例 | 制御の流れ | 特徴・用途 |
|---|---|---|
| CC-CV | 定電流 → 定電圧 | 一定電流で充電し、設定電圧に達した後はCV制御へ切り替える。以降は電圧を一定に保ちながら、充電が進むにつれて電流が低下する。バッテリ充電で代表的に用いられる方式 |
| CP-CV | 定電力 → 定電圧 | 一定電力で制御し、設定電圧に達した後はCV制御へ切り替えて電圧を一定にする |
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まとめ
図1:CC・CV・CP・CR制御の特徴と組み合わせ例
CC・CV・CP・CR制御は、それぞれ電流・電圧・電力・抵抗を基準として制御する方式です。
バッテリ充放電試験では、試験条件や評価目的に応じて適切な制御方式を選択します。
また、CC-CVやCP-CVのように、複数の制御方式を組み合わせて使用する場合もあります。
それぞれの制御方式の特徴を理解し、試験目的に適した条件を設定することが、バッテリの特性を適切に評価するうえで重要です。
次回は、直流電源の出力に含まれる周期的な変動「リップル電圧・リップル電流」について解説します。
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